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黄金のコメディフェスティバル【結果発表】

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黄金のコメディフェスティバルとは

黄金の6劇団が感動と笑いの火花を散らす熱い夏が再び!

演劇におけるコメディ作品の魅力を広めるべく、
話題の劇団を中心に毎年夏に開催されているイベント。 それが「黄金のフェスティバル」!(通称、コメフェス!)
2013年よりスタートし、今年で第4回目。

黄金のコメディフェスティバル2016 シアター風姿花伝

ルール

1団体45分間の公演。
特別審査員や、全組を観劇した方が審査をし、作品賞、俳優賞等が授与される。
すべての公演がシアター風姿花伝で行われる。

出場チームは以下の6団体!

「スズキプロジェクトバージョンファイブ」
〜芸人が作るお笑いコメディ〜

鈴木プロジェクト


「劇団ICHIGEKI☆必殺」
〜生きるか死ぬかのドキドキコメディ〜

劇団ICHIGEKI☆必殺 ホームページ - ゲキダンイチゲキヒッサツofficial homepage


「OLヴィーナスはちみつシアター」
〜全員本気2彼氏募集中コメディ〜

OLヴィーナスはちみつシアター


「劇団鋼鉄村松」
〜B級SFパラレル・ディストピア・ラブコメディ〜

劇団鋼鉄村松WEB


「集団asif〜」
〜悲喜交々ネガティブコメディ〜

集団asif〜公式サイト


「アナログスイッチ」
〜緩慢に紡ぐ王道シチュエーションコメディ〜

トップページ - アナログスイッチ analogswitch

9月25日まで開催されておりました、黄金のコメディフェスティバルの結果が発表されました。

最優秀作品賞(グランプリ)
 劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』

優秀作品賞
 スズキプロジェクトバージョンファイブ『TSUMI』

最優秀脚本賞
 バブルムラマツ(劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』)
優秀脚本賞
 廣瀬はつき・石田明(スズキプロジェクトバージョンファイブ『TSUMI』)
最優秀演出賞
 バブルムラマツ(劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』)
演出賞
 巣鴨五反田(OLヴィーナスはちみつシアター『星くず14号~PLAY』)
観客賞
 劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』
高校生審査員賞(同票で2つ)
 スズキプロジェクトバージョンファイブ『TSUMI』
 OLヴィーナスはちみつシアター『星くず14号~PLAY』
最優秀俳優賞
 小山まりあ(劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』エプシイ役)
優秀俳優賞(4名)
 乱(スズキプロジェクトバージョンファイブ『TSUMI』将太役)
 氏家康介(OLヴィーナスはちみつシアター『星くず14号~PLAY』ナチルダ役)
 ボス村松(劇団鋼鉄村松『MARK(x):まーくえっくす』総統役)
 山田亮(集団asif~『想像し創造する騒々しい宗三』宗三役)
鈴木聡賞
 佐藤慎哉
西田シャトナー賞
 アナログスイッチ
スクウェア・エニックス賞
 小山まりあ
手塚宏二賞
 星乃しほ
 ばばばん
 藤丸亮
審査員特別賞
 海老原翠(舞台監督)
BS日テレ賞
 ボス村松&草野峻平

黄金のコメディフェスティバル ~黄金のスタッフ達があなたに贈る黄金のブログ~

私が観た、集団as if~とアナログスイッチは面白かったので、どちらかは受賞するかと思っていましたが、残念ながら、どちらとも優秀作品賞には選ばれませんでした。

選ばれた「劇団鋼鉄村松」「スズキプロジェクトバージョンファイブ」実に気になります。

まずは、準グランプリを受賞した

「スズキプロジェクトバージョンファイブ」

東京を拠点に2013年から約4ヶ月に1回、演劇公演
「バージョンファイブ本公演」を行っている。
主宰のすずきつかさが演出を務め、脚本は石田明が担当。
芸人ならではの心地よいテンポ且つしっかりとした筋書きで
最後にはホロッとさせる良質なコメディ作品を上演している。
また、芝居の本公演のみならず
すずきつかさが講師を務めるワークショップの生徒による
公演やコント・インプロ(即興芝居)のイベントも積極的に行っている。
スズキプロジェクトはすずきつかさが企画するプロジェクトの総称。
本公演バージョンファイブメンバーは
すずきつかさ、星乃しほ、平田雅大の3名である。

鈴木プロジェクト

異例のお笑い芸人出身者による劇団。
前公演は12月、4月でしたので、次回は2月ぐらいになるのでしょうか?
コメディ好きとしては、是非本公演を観てみたいと思います。

 

 

グランプリを受賞した

「劇団鋼鉄村松」

 1994年、筑波大学の筑波小劇場を母体に旗揚げ。 劇団所属に伴い、主宰・ボス村松よりコードネーム「村松名」が下賜されるため、劇団員は皆、村松姓をもつ。

自らの「乙女心」を拠り所に世界からウツクシイ言葉をキッチュにすくいあげる″ボス村松″と、緻密なストーリー構成のもとに「お客さんが楽しい」を追求する″バブルムラマツ″。対照的な2人の劇作家の生み出す脚本世界を真正面から体現し、小劇場にあるまじきスケール感で、愛と生と死と村松を、朗々と謳いあげている。

両者に共通ともに、突飛な設定と情報量の多さで構築された(または、頭の中でグルグル回された思索と「ゴチャゴチャ言う時間があるならクソして寝ろ」という至言のあいだからすくいあげられた)世界と、人間の営みの根源的なくだらなさ・バカバカしさ・みっともなさ・かっこ悪さ・せつなさ、そして美しさを、他愛のない笑いで包み込むやさしさが魅力。

ボス村松とバブルムラマツが、まだ大学生の池森大輔と日高要で、演劇がサークル活動だったころ、第三のサークル劇団員、村松くんちに毎日たむろしていた。
池森はそこでドラクエ3を2回解い て、日高は3回解いて、その上3回目はレベルを99まで上げ、猫がニャーと鳴く時、肛門が開くことを発見した。
あの頃、生きているのが楽しくてしようがなかった。
しかし池森と日高がどう思っていようと、村松が二人を部屋から叩き出すのは必然の流れだった。二人は新しい村松の部屋を作らなければならなかった。
劇団名の村松の部分はそういう理由から。鋼鉄の部分はというと、リアル村松はまんまるに肥えていたので、こっちの村松の方がスゴイゾという意味で鋼鉄。僕たちを捨てた男への当てこすりである。
鋼鉄の村松。鋼鉄村松。

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劇団鋼鉄村松WEB

劇団員に本物の村松がいないにもかかわらず全員村松。
これだけふざけたプロフィールだと、脚本がないがしろになっていそうだが、そうではないようです。
今回の黄金のコメディフェスティバルでは、最優秀作品賞とともに、最優秀脚本賞をとっています。
緻密な脚本と面白い劇団員。
これが融合した結果が今回の最優秀作品賞なのでしょう。
次回本講演はまだ未定ですが、是非観に行きたいところです。